ロールオーバーとスワップ金利

ＦＸ外国為替証拠金取引では、約定後、２営業日後には決済しなければいけないことになります。つまり、１００万ドルを購入したら、その代金を振り込まなければいけないという事になるのです。

しかし、ロールオーバーを利用して、常に売買を繰り返せばその必要がなくなるのです。ロールオーバーとは、決められた時間に一度反対売買して、すぐに同じレートで立て直す作業のことを言います。

このＦＸのロールオーバーの仕組みは、スワップ金利にも反映されます。ロールオーバーの後、決算日が新たに繰り越されるほか、スワップ金利も同時に確定されることになるのです。つまり、瞬間的とは言え、ＦＸ売買を行うので、その取引によって出たスワップ金利が決定するのです。

このように何もしなくても、徐々に元手が増えていくこともあります。
また、反対に損益が出てくる場合もあります。

システムトレード

ＦＸ外国為替証拠金取引の知識を一応知っていると言う人、まったく知らないと言う人、こういう人が２人いる場合、前者の方が利益を上げることができるのが普通です。

しかし、そんなＦＸド素人であっても、それなりに儲けを上げることが出来る方法があります。
それはシステムトレードを利用する方法です。

システムトレードとは、ＦＸのややこしい売買をシステム化してしまうトレード方法です。
システムにそってＦＸの売買を行えばよいので、知識がなくとも儲けを出すことが期待できます。

ただ、システムトレードは自動注文システムではないので、最後の決断は自分で行わなければなりません。

そうであっても、まったく白紙の状態から取引を行うより安心してトレードを行うことが出来るでしょう。

オンライントレードの注意点

ＦＸ外国為替証拠金取引は２４時間取引が可能なのですから、やっぱりインターネットを利用するのが普通です。このインターネットでのＦＸ取引のことを、オンライントレードと言います。

さて、この非常に便利なオンライントレードですが、注意しておきたい点があります。
オンラインを利用する場合、ＰＣの故障、あるいはシステムのダウンという事が起こることがあります。

そんな緊急事態のために、利用する会社が「電話対応」、「モバイル注文」などを受け付けているか確かめておきたいものです。

ＦＸ売買のチャンス到来という時に、インターネットの不具合で注文が出来なかったなど、泣くに泣けません。
ですから、ＦＸ取り扱い会社を比較する際には、必ずオンライン以外の取引方法を調べておきましょう。

ＦＸセミナー

ＦＸ外国為替証拠金取引は、その取引の仕組み、注文方法によって、利益が大きく違ってくるものです。
ですから、正しい知識があればあるほど投資は成功すると言えます。

より効率的に投資を行うために、プロからの指南を受けるのは非常に良いことだと言えるでしょう。
そんなプロの指南のひとつがＦＸ外国為替証拠金取引セミナーです。

ＦＸとは何でしょう？と言う基礎の基礎から、通貨の種類、その略語、為替チャートの見方、テクニカル分析の種類と利用方法、注文時の注意および、その方法などを懇切丁寧に指導してもらえます。

このＦＸセミナーは、場所を借りて証券会社の社員が行うこともあれば、プロの外貨ディーラーが行うこともあります。
また、オンラインによるセミナーを開設している会社もあります。

ＦＸ自己記録

ＦＸ外国為替証拠金取引における取引の詳細は、克明に記録しておくと良いと言われています。
この記録が、すなわちテクニカル分析に利用できるからです。
どのようなトレンドのときに、どんなポジションを売買したのかなど記録しておくと、自分のミスや判断間違いがわかるようになるでしょう。

その場ではわからないことも、後になると見えるという事が市場ではよくあります。

なお、これらの取引の自己記録を世間一般に公開しているのがＦＸブログです。
自己記録だけじゃ物足りない、ほかの投資家と交流を持ちたいときなど、ブログで公開するのもよいかもしれません

ＦＸは自己資産を増やすための投資です。
ですから、同じミスは繰り返したくないものです。

そのためにも、取引記録は残しておくようにしましょう。

ＦＸ市場の時間帯とは

ＦＸは、２４時間、外国為替の取引が行われている事を利用する投資方法です。
これは、どこか１箇所でＦＸ取引を行い続けているわけではありません。

世界中で外国為替取引が行われているわけですが、それが地球のあちこちで続けざまに始まるため「２４時間」と言われているのです。

さて、そのＦＸの国際市場ですが、シドニーを筆頭にして、東京、香港、シンガポール、フランクフルト、ロンドン、ニューヨークと言う風に、順番に開いていきます。

これらの市場の中で、もっとも人気があるのがロンドン、ニューヨーク市場です。

ロンドン市場は日本時間にして１６時頃から、ニューヨークは２０時くらいから始まりますが、ちょうど２箇所が重なる２０時から２４時くらいの相場が激しく変動します。