ＦＸ用語集 ヘッジファンド

ＦＸの中には、ヘッジファンドと呼ばれる投資方法があります。
危険で大きな取引をしていると言うイメージを持っている人もいるかもしれません。

一般のＦＸ取り扱い会社で売られている投資ファンドが公募であるのに対し、ヘッジファンドは私募であるというのも、何となく不透明な印象を与えるのかもしれません。

さて、ヘッジとは「回避」と言う意味を持っています。
すなわち、ヘッジファンドは、リスクを出来るだけ回避する方法を駆使した投資法というものです。

ヘッジファンドは、１９４０年代に富豪連中の中で始められた投資方法です。
彼らの資産を集めて預かったファンドは、市場の上昇・下降に関わらず利益を得るように運用します。
このヘッジファンドの額が膨大なため、ヘッジが動くとＦＸのレートが変わると言われることもあります。

また、このヘッジファンドで行われるのがＦＸ為替のみの投資というわけではありません。
証券などでも運用されています。

ＦＸ用語集 固定相場制

固定相場制とは、ＦＸの為替レートを固定、あるいは最小に留める制度のことを指しています。
これは、国際通貨基金であるＩＭＦが設定した価格の上下１％のみの変動に留めると言うものです。

この固定相場制を利用している国は、日本やアメリカなどの先進国ではなく発展途上国がほとんどです。
人気の通貨は少ないため、多くのＦＸ取り扱い会社では見られないものかも知れません。

ところで、固定された相場であるのに、経済事情等によりＩＭＦの定めた価格で留めておくことが出来なくなる場合があります。
そういう場合は、まずは、通貨介入が行われて通貨の需要と供給、つまり売買の比率を調整するように動きます。
それでも釣り合いが取れない場合は、ＩＭＦで協議の上、価格を変更することになります。

ＦＸ用語集 変動相場制

変動相場制は、ＦＸの主要通貨のほとんどが利用している制度です。
お互いの国の経済事情に応じて、そのＦＸ価値が上がったり下がったりすると言うものです。
日本円、アメリカドル、英ポンドなどはすべて変動相場制です。

この変動相場制を利用して、儲けを出すのがＦＸ外国為替証拠金取引です。

ところで、実は日本はついこの間まで固定相場制だったのです。
戦後、日本円は米ドル１ドルに対し３６０円と固定されていたのです。

「海外旅行なんて超贅沢、夢の夢」と思われていたのは、このドル高固定相場制の制だったのです。
それが、１９７１年にようやく変動相場制に変更になり、現在の為替レート１００円代にまで下がりました。

ただ、円安ドル高であると、輸出業が儲かることにもなるので難しいところです。

ＦＸ用語集 スポット取引

スポット取引とは、ＦＸ取引における直物（じきもの）取引・現物取引のことです。
通常のＦＸ取引の場合、ロールオーバーが行われるため実際の取引は先延ばしになっていくものです。

しかし、スポット取引を行った場合は、決済をした２営業日後にＦＸ通貨の受け渡し（通貨とその対価の交換をする）を行うことになります。

つまり、ＦＸの決済はスポット取引→ロールオーバー→先物取引という流れになっていると考えるとわかりやすいでしょう。

また、この２営業日決済は対価の国の営業日が反映します。
たとえば、祝日などがある国の場合、決済が３～４営業日後になることもあります。

つまり、金曜と月曜が休みになるイースターなどでは、木曜に決済されたものは火曜日まで待つことになるのです。

ＦＸ用語集 くりっく３６５

くりっく３６５とは、東京金融先物取引所にて、個人が行えるＦＸ外国為替証拠金取引のことです。
ＦＸの仲介業者ではなく、直接公設の取引所での売買となりますので非常に安心です。

また、通常証券会社などでＦＸの取引を行うと、その利益所得は雑所得扱いとなります。
この所得には税金がかかりますが、儲けが多ければ税率が上昇することになります。
最低２０％で、最高で５０％ほどの税金がかかります。

しかし、くりっく３６５でＦＸの売買を行って利益が上がった場合は、申告分離課税が採用されることになります。
そして、その税率は一律２０％と設定されているのです。

加えて、くりっく３６５を利用しＦＸで損害を出した場合、その損害は向こう３年間持ち越すことが可能です。
つまり、翌年、黒字になっても前年の赤字分とあわせて儲けが出ていなければ税金はかからないのです。

くりっく３５６は、税面で非常に優遇されているといえるでしょう。